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[Live Information]

> June 25, 2014

(畠山美由紀の参加が決定!)ショーロクラブ with ヴォーカリスタス『武満徹ソングブック・コンサート』@西東京保谷こもれびホール公演のお知らせ。

大変お待たせいたしました!多くの方々からお問い合わせをいただいている、ショーロクラブ with ヴォーカリスタス『武満徹ソングブック・コンサート』の新規公演のお知らせです。

弦楽トリオ『ショーロクラブ』(秋岡欧 - バンドリン、笹子重治 - ギター、沢田穣治 - コントラバス)は、7人のヴォーカリスタス(アン・サリー、おおたか静流、沢知恵、おおはた雄一、松田美緒、松平敬、tamamix)を迎え、作曲家・武満徹(1930-1996)が残した「歌」に挑んだアルバム『武満徹ソングブック』(SONG X 006)を2011年7月に発表し各方面から高い評価を得ています。また同年11月に東京・めぐろパーシモンホールにて『武満徹ソングブック・コンサート』初開催し、その後は兵庫県立芸術センター、三鷹市芸術文化センターなどでの公演を実施し、2014年3月には武満氏と親交が深かった、谷川俊太郎氏を朗読に迎えて東京文化会館での公演を成功させました。

武満徹が現代音楽の作曲家であると同時に、音楽的原点にジャズやシャンソンから強く影響受け、優れたメロディー・メーカーであったことを、あらためて幅広い世代の方に知ってもらう機会となり、各方面から絶賛され再公演が待たれていました。 今回のロケーションは武蔵野の雑木林に燦々と降り注ぐ、人々に優しくあたたかい陽の光と、西東京の文化の未来を創造している『西東京市 保谷こもれびホール』での開催となります。

また今回の公演には新たに、畠山美由紀をヴォーカリスタスのメンバーとして迎えます。その官能的なトーンと武満楽曲の組み合わせも見所のひとつです。



[公演情報] 

■ 西東京市 保谷こもれびホール  
[日時]2014年 9月 20日(土)
[会場]西東京市 保谷こもれびホール (662席)
[出演]ショーロクラブ with ヴォーカリスタス(アン・サリー、おおたか静流、畠山美由紀、松平敬、松田美緒)
[チケット料金]一般 3,800円/友の会 3,400円
[チケット発売日]発売中
[主催]西東京市保谷こもれびホール指定管理者
[詳細リンク]www.komorebi-hall.jp
[会場アクセス]住所 : 東京都西東京市中町1-5-1

   

西武池袋線保谷駅より徒歩(所要時間約15分)
保谷駅南口バスターミナルよりバスで保谷庁舎下車(所要時間約5分)
①番乗り場 三鷹駅[鷹21]・田無駅行き[田41]
②番乗り場 吉祥寺駅行き[吉63] はなバス乗り場 東伏見駅・保谷庁舎行き
※系統[吉66]の吉祥寺駅行きバスは保谷庁舎を通りません。
西武池袋線ひばりヶ丘駅よりはなバス第5ルートで保谷庁舎下車(所要時間約10分)
西武新宿線田無駅から 保谷駅南口行きバス[田41]で保谷庁舎下車(所要時間約15分)
西武新宿線東伏見駅から はなバス第2ルートで保谷庁舎下車(所要時間約10分)
JR吉祥寺駅・三鷹駅より保谷駅南口行きバス[吉63][鷹21]で保谷庁舎下車(所要時間約30分)



『武満徹ソングブック・コンサート』

武満徹の「ソング」が集められていながら、「武満徹」の名を、存在を、ほとんど意識しないで聴くこと。ショーロクラブによる『ソングブック』がもたらしてくれるのはそんな希有な体験。複数のシンガーそれぞれの持ち味を生かすことで、けっして恣意的ではない、うたと声との結びつきが生まれる。質の異なった女性の声がつづくとおもえばぽつりと男声が、複数の声が重なるものが、といった思い掛けなさもさりげなく仕組まれたストーリーが、コンサートのなかで、紡がれるはずだ。これらのうたがひとつのながれとなっているのは、どの曲も「武満徹」によるから、ではない。「武満徹」でありつつ、ショーロクラブ、であるから。三つの絃の音色とかさなり、からみ。トレモロ、ビート、ラテン的な空気感。そして時のなかを減衰するひびき-----。

 1930年に生まれ、1996年に亡くなった作曲家・武満徹。ヨーロッパ由来の芸術音楽の延長・拡大されたかたちのコンサート・ミュージックを主としながら、映画や芝居の領域でのこした音楽はまたべつの魅力を持っていた。第二次世界大戦中、禁じられていたシャンソンをこっそりと蓄音機で聴かせてもらい、こんなに美しいものがあるのかと感嘆、音楽をやりたいと希望する。手探りのように楽譜を書き、音のでない紙に鍵盤を書いたピアノを持ち歩く。町を歩いているときピアノの音を耳にすると、弾かせてもらえないかと頼みこむ。進駐軍のキャンプでは、夜にしごとがあるまで、ピアノを弾かせてもらう。結局、音楽はほとんど独学だった。
 
若い芸術家の仲間を得、ストラヴィンスキーに「発見」され、国内外の音楽家はもちろん、安部公房、大江健三郎といった多くの友人を持つ。海外でさかんに作品が演奏される。そうした一方で、愛する映画のために、音楽祭のために、共同でしごとをした。そうした「つながり」のなかで生みだされ、独自に生きはじめた曲たちがここに。
 
武満徹は、音楽につくり手の名がついているのは過渡的なもので、将来的に音楽は匿名/アノニマスにむかうと記した。ショーロクラブとシンガーたちの演奏は、従来の「武満徹ソングブック」から次の段階への、ただ曲のみが親しまれ愛されうたわれ、作曲家の名がいつのまにか消えてしまう段階への、はじまりを告げる。 

小沼 純一(音楽・文芸評論家/早稲田大学教授) 



[企画・制作]株式会社ソングエクス・ジャズ 
[協力]ショット・ミュージック株式会社