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[Live Information]

> January 9, 2015

(SONG X LIVE 023)喜多直毅クアルテット・コンサート『Winter in a Vision -幻の冬-』開催のお知らせ。

2015年初となるSONG X LIVEは、弊社とピアノ工房「pianohouse.mmg」との連携で昨年10月にリリースした『喜多直毅クアルテット/WINTER IN A VISION』(PMMG-1001/SONG X 023)の発売記念コンサートとなります。

2011 年ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏楽曲はすべて喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチン・タンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで構築された比類なき音楽。4人のメンバーは、それぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、圧倒的な実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で 活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり"ドゥエンデ "を呼び醒まします。

会場となる東京オペラシティ・リサイタルホールは抜群に優れた音響空間としても知られ、当日は完全なアコースティック公演となりますので、繊細な演奏表現をあますところなくお楽しみいただけます。

アートワークにも使用した小島一郎氏の写真そのものに厳寒の季節ではありますが、壮絶なる重たさ、激しさ、美しさを音源以上に肌で感じられる貴重な機会をお見逃しなく!



[喜多直毅クアルテット・コンサート 2015 〜幻の冬〜]

[ 開催日 ] 2015年1月29日(木)
[ 時 間 ] 19:30開演(19:00開場)
[ 会 場 ] 東京オペラシティ・リサイタルホール(東京・初台)
[ 出 演 ] 喜多直毅(ヴァイオリン)
        北村聡(バンドネオン)
              三枝伸太郎(ピアノ)
              田辺和弘(コントラバス)

[ 料  金 ]   前売り 3,500円 /当日 4,000円
[ 予  約 ]   東京オペラシティチケットセンター : 03-5353-9999
              e+(イープラス)
[ 主   催 ] 株式会社ソングエクス・ジャズ/pianohouse.mmg
[ 協   賛 ]   shin-ichi tokunaga
[ 総合お問い合わせ ] 株式会社ソングエクス・ジャズ 
                                    tel 03-3257-3404 email : info@songxjazz.com

  フライヤー PDFはこちら からご覧になれます。→ SONG X LIVE 023 Flyer 



[SONG X LIVE 023 Trailer]




この音楽を聴いて、タンゴだ、とおもう人がいるだろう。タンゴじゃない、とおもう人がいるかもしれない。どちらのおもいもない人がいる。おそらく、どれも正しい。楽器の組みあわせや節まわし、音色のつくり、は、たしかにアルゼンチ ンで生まれた音楽に由来しているよう。そしてその音楽が持っている諸々の感 情へのはたらきかけがあり、そのうえにたって『Winter in a Vision』の各曲は発 想されている。だが、喜多直毅クアルテットが、ここで自らの手で、指で、腕で、 音を発してゆくその生の音楽は、影響を受けたり、自分たちがレパートリーとして演奏してきたり、インスパイアされたりといった音楽の、もうすこし先のと ころで生まれている。それが大事なところだ。それは名がないし、名がある必要 もない。既存の楽曲を演奏=解釈するのではなく、わざわざ五線に音符をひと つひとつ書きこみ、メンバーにわたして、リハーサルでやりとりしながら、練り あげてゆき、さらに本番でひとつのかたちをとる、そのプロセスのなかでは、以前はあったかもしれない区分とかジャンルの名はすっかり掠れてしまい、ただ、ここでやっている音楽があるだけになる。 このジャケットの写真、東北を撮りつづけ、夭逝した小島一郎(1924-1964) のもの。このアルバムには、それぞれの楽曲のタイトルと、ジャケットに用いら れている写真と、岩手出身の喜多直毅の故郷へのおもいがかさねられてい る。それは、音楽そのものとはかならずしもつながっていないかもしれない。 つながってなどいないかもしれないけれども、北半球の岩手から南半球のア ルゼンチンをぐるっとまわって生まれてくる音楽を、わたしは、ひとつの力として聴いた。

 text by 小沼 純一(音楽・文芸評論家/早稲田大学教授)



[会場アクセス] 東京オペラシティ 住所 : 〒163-1407 東京都新宿区西新宿3−20−2