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Caipi(Japan Edition)


Caipi(Japan Edition)

Kurt Rosenwinkel

01

Caipi
Caipi

3:57

02

Kama
Kama

4:30

03

Casio Vanguard
Casio Vanguard

6:22

04

Song for our Sea
Song for our Sea

8:25

05

Summer Song
Summer Song

5:42

06

Chromatic B
Chromatic B

4:46

07

Hold on
Hold on

5:33

08

Ezra
Ezra

6:18

09

Little Dream
Little Dream

5:04

10

Casio Escher
Casio Escher

6:49

11

Interscape
Interscape

5:47

12

Little B
Little B

6:16

価格:¥2,700 (税抜価格:¥2,500)

規格番号:SONG X 042

POS/JAN:4571381530425

CD発売予定:2017年2月24日(金)



製品情報

アーティスト : カート・ローゼンウィンケル
タイトル : Caipi (Japan Edition)
品番 : SONG X 042
フォーマット : Audio CD
価格 : 2,500円 + 税
先行予約開始日 : 2017年1月10日(火)

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Artist name : Kurt Rosenwinkel
Album title : Caipi (Japan Edition)
Product number : SONG X 042

All songs composed by Kurt Rosenwinkel

01. Caipi
Kurt Rosenwinkel: nylon and electric guitar, bass, piano, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice

02. Kama(Rosenwinkel/Brecker)
Kurt Rosenwinkel: electric guitar, bass, percussion, piano, synth.
Pedro Martins: voice, synth
Frederika Krier: violin
Andi Haberl: drums

03. Casio Vanguard(Rosenwinkel/Loureiro)
Kurt Rosenwinkel: acoustic and electric guitar, drums, percussion, bass, piano, synth, casio, voice
Pedro Martins: voice
Antonio Loureiro: voice
Alex Kozmidi: baritone guitar

04. Song for our sea
Kurt Rosenwinkel: Guitar, Piano, Drums,
Ben street: bass
Frederika Krier: violin
Johannas Lauer : Trombome

05. Summer Song
Kurt Rosenwinkel: piano, drums, bass, voice, guitar
Pedro Martins : percussion, voice, harmonium
Kyra Garéy: voice

06. Chromatic B
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, casio, voice
Frederika Krier: violin

07. Hold on
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, percussion, synth, casio, voice
Pedro Martins : voice, drums, synth

08. Ezra
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice, floor tom
Mark Turner: tenor saxophone

09. Little Dream
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, percussion, synth, voice
Pedro Martins : voice
Amanda Brecker: voice
Eric Clapton: guitar

10. Casio Escher
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, casio, voice
Pedro Martins: voice
Mark Turner: tenor saxophone
Amanda Brecker: voice

11. Interscape
Kurt Rosenwinkel: acoustic and electric guitar, drums, percussion, bass, piano, casio, voice.
Frederika Krier: violin
Zola Mennenöh: voice

12. Little B
Kurt Rosenwinkel: electric and acoustic guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice
Chris Komer: french horn

Recorded at Heartcore studios, Berlin by Kurt Rosenwinkel Additional recording at Big Orange Sheep Studio, NYC by Michael Perez-Cisneros
Recording assistant: Kevin Frias
Additional recording at Sear Sound, NYC, by Chris Allen Mixed by Paul Stacey at Strangeway Studios, London Mastered by Mandy Parnell at Black Saloon Studios, London Artwork by Beatriz Morales

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updated on October 19, 2016

崇高なるジャズ・ギターの権化。カート・ローゼンウィンケルが制作に10年をかけた超大作『Caipi』がいよいよ発売されます。あらゆる楽器を自ら自在に操り、これまで自分を深く動かした音楽の要素を盛り込んだ、創造力溢れる楽曲たちが、聴くものを未知の冒険に連れ出してくれる。カートのファンを自称するE・クラプトンもゲスト参加!日本盤のみボーナス・トラック「Song for our sea」を収録。

※ 以下の文章は、HeartCore Records から発売されているオリジナル盤『Caipi』のブックレットに掲載されていたライナー・ノーツを翻訳したものです。

カート・ローゼンウィンケルは遠くを見ている。それらがいかに美しいものであったとしても、自分のピラミッドに固執したり、凧にしがみついたりはしない。心を開くためには手を空けておく必要あり、彼もまた手を空けておく必要がある。何かを掴むわけではない。ここは海だ。そこにシステムやブランドや変わりゆく概念といったものはなく、また折衷主義も弁証法も市場の論理とも関係はない。カートは予想だにしないところに新たな次元を見出すと、そこに未知の音を求めていく。ジャンルの明確さなどただのまやかしだ。いつだってそうだ、と言いたいところだがしかし実際のところそういうわけでもない。梯子を登るアーティストは、自分の登ってきた梯子の一段一段を指さしてこう説明するだろう「これはピカピカの赤で、子供の頃を思い出す」「このひび割れたつや消しの黒は、悪い恋愛経験からのもの」「これはキャンディースティック仕上げ、だって甘いものが大好きだから」といった具合に。分類されるジャンルとは関係なく、ただそれだけ、ということだってあるのだ。カートはと言うと、既にそんな梯子を登り切り、あちらこちらに突き進んでいる。彼の姿を見失わないためには、こちらもジャンルに惑わされることなく、耳を研ぎ澄まさなければならない。

だからといって、カート・ローゼンウィンケルの音楽がジャズではないということではない。それではまるで Deep Blue を破ったチェスの名人のことをゲーマーと呼ぶようなものだ。ここで大事なのは、ジャズの名人は伝統 (コミュニティー) と個 (神との交わり) という相容れない二つの要素をどうにか両立させる、ということだ。ローゼンウィンケルは完全にジャズミュージシャンと呼べる存在であるにもかかわらず、完全にオリジナルで、またジャズから遠い存在でもある。つまり、名人にとってのジャズとは行き止まりでも閉ざされたものでもなく、宇宙船のようなパラドックスなのだ。カート・ローゼンウィンケルの独特な歌い回しが学生の間でコピーされるようになってからすでに20年以上になる(90年代後半のメジャーデビュー前の彼の演奏を真似ようとする学生はたくさんいて、私自身も淡い憧れの気持ちで真似ようとした一人だ)。このこと自体は彼への賞賛だと言えるが、やっかいな問題でもある。当の本人にとってニセモノが面白いはずはないし、良いこともほとんどない。こう想像してほしい。中途半端に縮められた自分自身の虚像を押し付けられ、それはまるでミラーハウスの中であるかのように際限がない上に、嫌でも(定期的に)目に入ってきて、そしてその度にそれは自分とは関係がないことだと言い聞かせる必要がある。というのもそれは本当に関係がないことで、カート・ローゼンウィンケルの使命とはむしろ存在しないことにあるのだ。

01. Caipi
Kurt Rosenwinkel: guitar, bass, piano, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice
ハチの巣のような曲。望みえない視点からの山間の集落。なんというか、このメロディーから得られるものは多いのか、現実についてなのか、高さと深さの関係性についてなのか?知られざるこの集落は、もしかすると天国なのかもしれない。この曲の構造、エネルギー、そして構成(つまりは楽曲 :)) がどのような働きかけをするのかについてまだ語ることはできない。千回聞いて理解できたとしても、それでもまだ言葉にすることはできないかも :) イントロやタイトル(アルバム名も含め)がブラジル風であることについては気にしすぎないこと。その影響を垣間見ることができるからといって、このアルバムがブラジル音楽であるわけではないし、そんなことはどうだっていい。何も気にせず聞いてみよう。何も難しいことはない。



02. Kama(Rosenwinkel/Brecker)
Kurt Rosenwinkel: electric guitar, bass, percussion, piano, synth
Pedro Martins: voice, synth 
Frederika Krier: violin
Andi Haberl: drums
この曲を歌うのはカートではなく、彼のブラジリアの友人であるペドロ・マーティンス。彼のメロディーの機微に耳を傾ける能力には目を見張るものがあり、一瞬の躊躇いや微妙な音の長さや揺れ、さらにはカートの歌声のようなざらつきさえ時に感じさせながら、その声をあらゆる情報、生命、音楽と震わせる。少し短いながらも新たな魅力がつまった曲。緊張感あふれる静寂の中からいとも簡単に小宇宙が創り出されていくさまは、それ自体が薬であり技の成せるところ。イントロのピアノとキーボードも薬と言えるし、バンドが入ってくるところも。ブリッジからコーダ:神。



03. Casio Vanguard(Rosenwinkel/Loureiro)
Kurt Rosenwinkel: guitar, drums, percussion, bass, piano, synth, casio, voice 
Pedro Martins: voice
Antonio Loureiro: voice
Alex Kozmidi: baritone guitar
アルバムの3曲目というのは最も重要なトラック。最高の曲であるべきだ。それが歴史上最も素晴らしい曲であれば理想的 :) エイリアンがやってきたら、この曲もかけるべき。言い方を変えれば、すでにひっそりと我々の生活に溶け込んでいるエイリアンは、悲しみにくれながらもとてもフレンドリー。そしてカート・ローゼンウィンケルの大ファンだ。この曲はピクサー映画。子供たちのため、地球の平和のため、そして宇宙のために。

04. Song for our sea※Japan Bonus Track
Kurt Rosenwinkel: Guitar, Piano, Drums
Ben street: bass
Frederika Krier:  violin
Johannas Lauer : Trombome

05. Summer Song
Kurt Rosenwinkel: piano, drums, bass, voice, guitar
Pedro Martins : percussion, voice, harmonium
Kyra Garéy: voice
パット・メセニー・グループとキース・ジャレットを思わせるイントロ(やっぱり70年代生まれのカート(自分も) )だが、よくよく聞いてみると、これは全くの別物だ。歌詞は英語。トラックを追うごとに迫ってくる圧倒的な世界はまるで多次元空間の教会、Church Rosenwinkel。きっと本人はボウイと言うだろうが、私には(これからも)カートの声がどんどんシド・バレットみたいに聞こえる。声そのものがというより、万華鏡のようなハーモニーにうまく混ざりきらないような様は、抜けがいい、と言えないこともない :) 自分の葬式にはこの曲をかけてほしい。なんだかものすごくハッピー :)

06. Chromatic B
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, casio, voice
Frederika Krier: violin
これまでの4曲が高い密度で押し寄せて来たのとはうって変わり、ここでひと息。ジンジャーを少々、といった具合のただひたすらなプレイ。それはまるで惑星間を光速移動するスター・ウォーズのワンシーン。

07. Hold on
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, percussion, synth, casio, voice
Pedro Martins : voice, drums, synth
ここからがアルバムの後半、温度は少々低めだ。高揚感をともなうとまで言わないものの、題材はここでもやはり深く宗教的。歌詞はまた英語、終盤にファルセットの宇宙語あり。音数多めのカートのベースもよし。



08. Ezra
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice, floor tom
Mark Turner: tenor saxophone
カートの下の息子のために。オープニングのシャーマン風グルーヴはカート本人によるシェイカー、滴る雨音のようなピアノ、街中の日にきらめくようなアコースティックギターなどの多重録音。信じる心を教えてくれる音楽のありがたみを伝える、父から息子へのスピリチュアルな助言。自然で軽やかに時代の先を行く彼からの言葉は、謙虚で簡素であり感動的だ。アルバム中、初めて登場するサックスはもちろんマーク・ターナー、ポップソングに友情出演 :) 気持ちいいフィールの中、6/4 拍子であることを忘れさせるメロディーは自由で美しく、ゆらゆらとした明るい雰囲気の中でのほっとする安らぎと導きとなる。

09. Little Dream
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, percussion, synth, voice 
Pedro Martins : voice
Amanda Brecker: voice 
Eric Clapton: guitar
もう間違いなく夜だ。湖沿いの家のポーチ、黒い水面と、ときおりきらめく遠くの光。歌詞、Amanda Brecker (NYC) とのデュエット、エリック・クラプトンブルース (文字通りの) もありのソロ。それに終盤にかけてのカートのパーカッシブなピアノ (Aphex Twin の "お決まり" みたいにも聞こえる... ) が、おそらくすでにご存知だろうが、ギター並みの腕前なのはどういう訳か。タブラ奏者の指づかいを彷彿させる音が素晴らしく、大好きだ。なんでこんなに音楽がうまいんだろう... すごいな、きっと本人にもわからないだろうけど :) 

10. Casio Escher
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, casio, voice
Pedro Martins: voice
Mark Turner: tenor saxophone
Amanda Brecker: voice
 アルバム名と曲名がどれもタイトルらしくないのがいい。作業中に自然につけたものをそのまま大事にしていて(ここも Aphex Twin みたい) 。この曲のリズムにはめずらしく点の揃いに緩さがあって、Dilla のリズムほどの揺れではないにしろ、結果としてこの曲に空気を含ませている。まだ湖にいる自分は、今はトンボとなって飛んでいる。ここでもマーク・ターナー登場。世紀が変わるころのジャズ界最強ペアによる演奏は、さらりと軽妙でこれ見よがしなところがない。やはり相性の良さは明白だ。この曲もまた旅をさせてくれる。歌詞に縛られず、どこにも繋がれずに。そして心ときめく。

11. Interscape
Kurt Rosenwinkel: guitar, drums, percussion, bass, piano, casio, voice
Frederika Krier: violin  
Zola Mennenöh: voice  
カートの soundcloud に以前アップロードされ話題になった曲で、リードシングルとも言える。歌詞という歌詞はないが、コーラスの一部がなんとなくそう聞こえることがタイトルの由来となっているらしい。歌が戻っても続くギターソロがなんとも素晴らしく、ありがたい。楽器屋で叩いてみる自分を夢で見るようになったほど、このボンゴが気に入っている。カート・ローゼンウィンケルとビートルズ、どちらにも共通するのはボンゴ、そしてクラプトン :)

12. Little b
Kurt Rosenwinkel: guitar, piano, bass, drums, percussion, synth, voice
Pedro Martins: voice
Chris Komer: french horn
すこし遅めでもの悲しい(ああ~もう Caipi のコーダだ) Interscape のように始まる。ここでこれまでの壮麗さや安らぎを振り返る。もちろん、また明日になれば、朝のコーヒーの後でまたこの旅に出ることができる。けれどもやはりエンドロールが流れてくると少し寂しい。この曲のフックはそれだけで十分すぎるほどの別れの記念だが、そこからのキーが巡り変わる中でのトライアドとマイナーセブンスのアウトロ(70年代生まれだからね)はまるで、時空の教会を漂う宇宙船たちが放つまばゆい煌きを思わせる。

G Major: FIN.Chris Weisman Brattleboro, Vermont 2016

8年前にリオへやって来たカートはこのアルバムの最初のステップとも呼べるべきものを残していった。幸運にも "Kama" や "Caipi" の初期のバージョンと出会った私は、信じられないという思いとともに、自分でもこれらの曲の背後にあるミステリーやマジックをもっと追求してみたいと感じた。カートの音楽に深く共感し、私は彼と連絡を取ろうと幾度か試み続け、ようやく2015年に審査員の彼とステージ上で出会うことができた。ミュージシャンはアルバムを作るものだが、カートの音楽とその人生との関わりはそれとは別のレベルのものであると私には思える。その歌が心からのものであればあるほど、我々の精神は研ぎ澄まされ、まるで起きながらにして夢を見られるような状態にまで高められる。そこでは全てがより明確になり、多くのものを学ぶことができる。もしくはそのミステリーの奥深さを知ることとなるかもしれない。本物の歌は目に見えないものを教えてくれる。Caipi is all about life and truth.Pedro MartinsBrasilia, Brazil, 2016

Kurt R のこの新しい音楽から受けるのは、初めて会う人なのに、まるで旧知の友人と昔の会話の続きしているような感じで、しかも当時は知る由もなかったものの、その後の自分のものの見方に変化を及ぼしたような人物と出会ったような感覚。それはコーヒーだけのつもりだった初デートでついでに食事もして、さらには長い散歩まですることになったような感じで、隣を歩くその人がかつての馴染みの風景に新しく奥行きを与えることで、いつの間にかそこに新たな認識を持つようになったような感覚とも似ている。その間にも会話は多岐にわたってすごい速さで行ったり来たりして、たった今起こっているようで完全にそうとも言えない。話が飛んだり途中で途切れたりしながら、その会話は本質的なところへ探りながらも向かっていく。急かしたり、もったいぶったり。扉が開いたり、閉め出されたり。かと思えば、時には座ってすっかり考え込んでしまったあげく、その空白について熟考してみたりもしながら。この新しい知人は途中からこの会話に加わると、そのまま話を進め始めた。Alan Stevens Hewitt Hudson Valley, NY Sent from the wilderness. 2016