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THE REMEDY


THE REMEDY

KURT ROSENWINKEL GROUP

Disc 1

01

コード
Chords

16:21

02

レメディ
The Remedy

11:37

03

フルート
Flute

14:23

04

ア・ライフ・アンフォールズ
A Life Unfolds

19:13

Disc 2

01

モスクワからの眺め
View from Moscow

12:51

02

テラ・ノヴァ
Terra Nova

11:42

03

セーフ・コーナーズ
Safe Corners

17:10

04

ミュロンの世界
Myrons World

19:13

価格:¥3,150 (税抜価格:¥3,000)

規格番号:SONG X 015/016

POS/JAN:4571381530159

CD発売予定:2013年2月27日(予定)

disc one
1. Chords 16:21
2. The Remedy 11:37
3. Flute 14:23
4. A Life Unfolds 17:54

disc two
1. View from Moscow 12:51
2. Terra Nova 11:42
3. Safe Corners 17:10
4. Myrons World 19:13

All compositions by Kurt Rosenwinkel, zbigniew music, SESAC,
except “Myrons World” by Mark Turner

Kurt Rosenwinkel guitar
Mark Turner tenor saxophone
Aaron Goldberg piano
Joe Martin bass
Eric Harland drums

Produced by Kurt Rosenwinkel
Executive Producers: Anders & Stephanie Chan-Tidemann

Recorded January 2006 by Michael Perez-Cisneros at The Village Vanguard, NYC
Mixed by Kurt Rosenwinkel in Heartcore Studios
Mastered by Michael Perez-Cisneros
Artwork and design by Rebecca Lehman

updated on February 5, 2013

現代ジャズ・ギターの皇帝、ここに君臨せり。

カート・ローゼンウィンケル(1970年10月28日生まれ)の2006年1月のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブが録音された。フィラデルフィアでピーター・フランプトンの怪物ライブ盤『カムズ・アライブ』を聴きながら、テニス・ラケットを振り回していたカート少年が、よもや同じスケール感を伴ったライブ盤を作ってしまうとは・・・。

   ・・・2008年の春先だったか、ある日のディスク・ユニオン新宿店午後7時、おれはジャズのライブ盤が暖かい夜風の店頭に流れているのに足をとめて、ずっと聴いていたのだった。熱気を帯びた空気感、現代を漂わすサウンド、このサックスは誰だ?マーク・ターナーじゃないか!ということは、カートのグループじゃないか!道行くひともサウンドにほだされてCDを確認しに行っている。こんなジャズが鳴っているのだからジャズは大丈夫だ、歯をくいしばっておれはレジに向かっていた。  現代ジャズ・ギターの王権を、おれは世代的にパット・メセニー、ビル・フリーゼル、ジョン・スコフィールドに視ていたもので、先行するジョン・マクラフリン、アラン・ホールズワース、ジョン・アバークロンビーと合わせて、これから世に出るジャズ・ギタリストはさぞかし大変だろうと、いや、もう出てこないのではないかと、そんなふうに眺めていたわけだが・・・。  

 2001年6月8日のマーク・ターナー初来日公演(@新宿ピットイン)は、ギターがカート・ローゼンウィンケル、ベースはリード・アンダーソン、タイコがナシート・ウエイツ。すでに東京のギター小僧たちがカート目当てで立ち見の超満員。そこで、ローゼンウィンケルといえばターナー、ターナーといえばローゼンウィンケルというジャズ界最先端のコンビネーションを聴いてしまったのだ。この二人、コードに対する感覚の新しさ、執拗さ、可能性の追求具合がすさまじいのだ。より正確に言えば、この日わたしはターナーにより度肝を抜かれていた。デヴィッド・S・ウエア、ティム・バーン、ジョー・ロヴァーノを聴いていたわたしは、この日ターナーを聴いて90年代は終わっていたとも思ったし、ターナーのサックスを掲げないジャーナリズムはおかしいとも。しかし、ターナーのリーダー作に、このターナーは録れていないものでもあった。会場に来ていた五野洋さん(現55 Records)から「トリスターノだね!」と、当時のわたしにとっては謎めいた言葉をきいてしまうし。マイケル・ブレッカーが生前、光るサックス奏者としてマーク・ターナーとクリス・ポッターを挙げていたと後に知った(何という慧眼!)。  

 ローゼンウィンケルはバークリーを出たあと、ゲイリー・バートンのグループに参加し(メセニーと同じだ)、ポール・モチアンのエレクトリック・ビバップ・バンド(現代のNYシーンの登竜門とも養成機関ともなっていた存在)、自己のバンド、ヒューマン・フィールを経て、名門ヴァーヴ・レーベルと契約、『The Enemies of Energy』(1999)、『The Next Step』(2000)、『Heartcore』(2003)、『Deep Song』(2005)と、次々と前作を更新する表現、それはすなわち現代ジャズの前進でもある、を呈示してきた。『Deep Song』は、それまでの相棒だったターナーとのグループではなく、共時的にジャズ・シーンを形成してきたブラッド・メルドー(1970~)、ジョシュア・レッドマン(1969~)、ラリー・グレナディア(1966~)という名優との作品であった。ローゼンウィンケル~ターナーを音楽的双生児と捉えていたわたしには小さな疑問符であったものの、作品として実に素晴らしいものだった。しかし、CDジャーナル誌における若林恵さんのインタビュー(ギター・トリオでのスタンダード曲集『リフレクションズ』発表時における)では、「ヴァーヴにこの2枚組ライブを出したいと希望したら却下されて契約はそこまでだった」とカートは語っている。ローゼンウィンケル~ターナーの表現が『Heartcore』以降発表できなかったのは本人にとっても残念なことだったに違いない。

  その2枚組の音源が、こうしてArtist Shareというマイクロ・ファンドによる自主制作に近いかたちで陽の目を見ることになった。そして、これは即座に現代ジャズの金字塔であることを多くのリスナーは実感したのであった。当然のように本作はこの年のグラミー賞にノミネートされている。メンバーは、相棒マーク・ターナー(1965~)がサックス、OAMトリオでターナー客演の凄まじいライブ盤『Live In Sevilla』2007年を発表するに至るアーロン・ゴールドバーグ(1974~)がピアノ、クリス・ポッターとブラッド・メルドーを従えたリーダー作『Not By Chance』2009年録音をものにするジョー・マーティンがベース、現代ジャズのファーストコールドラマー、エリック・ハーランド(1974~)。 

 <Disc 1> 
1.コード - Chords (16:21)
ピアノの沈み込むような印象的なイントロから、徐々に加速するようにローゼンウィンケルの変奏的展開インプロヴィゼションがすさまじい。3分過ぎからは手に汗握る高みが持続、6分過ぎて急に減速してターナーお得意のコードをこねくりまわすようなソロが登場する。9分半ばのグループのタイム感覚の変化からゴールドバーグのソロにバトンを渡す様子にもシビれる。13分半ば、再テーマ、ローゼンウィンケル~ターナーが揃い踏み。 

2.レメディ - The Remedy (11:37)
ミディアムテンポの対位法的なターナーとローゼンウィンケルのコンビネーションが美しい。レメディというタイトルは、ヴィレッジ・ヴァンガードで一緒に演奏しているときにブライアン・ブレイドが観客に対して「音楽は世界で起こっているトラブルや哀しみから回復させるようなもの(Remedy)であってほしい」と語ったことにインスパイアされたという。まさに、そのような音楽である。 

3.フルート - Flute (14:23)
タイトルはクリスマスにお母さんから買ってもらったフルートのことと、フルートが奏でるサウンドの美しさのことを考えていたときに作曲された、という。2分過ぎに場面が変わるようにゴールドバーグのソロ、高速のリズム隊を泳ぐさまも実に聴かせる。後半のローゼンウィンケルとの疾走状態、11分22秒過ぎあたりのある種のピーク時点に至るローゼンウィンケルの一線超えが聴きものだ。 

4.ア・ライフ・アンフォールズ - A Life Unfolds(17:54)
一転してローゼンウィンケルがハモるように声を合わせながらコードを展開させてゆくイマジネイティブなソロ・パートが5分近く。そして、スローなテンポでテーマが奏でられる。このライブのハイライトと言うべき、6分半ばから入ってくるターナーのソロ、これは何度聴いてもシビれる。ターナーもワーナーから4枚のリーダー作を出している強者だが、このターナーはついぞ録音されてこなかった。11分30秒にブレイクするグループも見事。 

<Disc 2> 
1.モスクワからの眺め - View from Moscow (12:51)
ふたたびアップテンポで、敬愛するアラン・ホールズワースばりのギター・ワークで疾走するナンバー。ソリッドなテーマもカッコよく、グループのノリ、観客の声援も最高潮に達している。 


2.テラ・ノヴァ - Terra Nova (11:42)
前曲とともにローゼンウィンケルがモスクワ滞在中に作曲したというナンバー。どことなくパット・メセニー・リスペクトに聴こえてくる旋律で始まるが、ゴールドバーグのピアノのリリカルさにも注目。ゴールドバーグも唸りながら弾くが、カートも歌いながら弾いている。ライブならではの至福に満ちたスローテンポなウタゴコロが聴きものとなっている。 

3.セーフ・コーナーズ - Safe Corners (17:10)
スローなナンバーながら、詳細に聴くと意図的に次々と宙吊り状態もしくは未解決なかけらを演出して、それを綱渡りしている様子が静かにかつスリリングに味わえる演奏である。それはじつに深く、アグレッシブなもので、彼らはライブ終盤、寛いだ表情をしながらも目は座っていたのではないだろうか。 

4.ミュロンの世界 - Myrons World (19:13)
この曲はターナーの『Dharma Days』2001年に収められたトラックで、サックス奏者マイロン・ウォルデン Myron Walden に捧げられていた(このアルバムには他にはイーサン・アイヴァーソン、ジャッキー・テラソンに捧げられたトラックがある。また、Dharmaとは禅との関連ではなく、当時あったライヴハウスの名前)。ライブでは無伴奏サックス・ソロだけで1曲披露してしまうほどのターナーではあるが、旧来のジャズの耳では冴えも切れもストーリーも生成しないような独奏にしか聴こえないところがある。しかしながらこの19分を超える全体性をもって、この5分近い独奏が意味のあるものに感得されてゆくのである。中盤以降のスピード感を活かしたメンバーのソロの応酬、止まらないでほしい疾走に包まれてライブは終焉を迎える。

  ローゼンウィンケルは2008年のJazz.comでのインタビュー(本作品を主題としている)で、自分の音楽的背景、影響について、70年代キース・ジャレットの通称アメリカン・カルテットを真っ先に挙げている。エリントン、オーネット。マイルス、メセニー、ホールズワースに先んじて、である。デューイ・レッドマン、チャーリー・ヘイデン、ポール・モチアンからなるジャレットのアメリカン・カルテットが残したライブ録音は少ないが、言われてみると、テーマの呈示とサウンドの持続、発展のありようも含めて同じ系統の言語に属していることがわかる。現代ジャズシーンの大御所であるモチアンもこの時期に、時間をキープしながらサウンドの変容を繰るテクネーを多く獲得したであろう経緯とも合わせてみると、実に興味深いことだ。

 

 ローゼンウィンケルは2003年よりドイツに転居して、音楽教授の職を得て生活をしている。2008年リリースの本作に続いて、2009年にはギター・トリオによる初のスタンダード曲集『リフレクションズ』を発表。つい。パット・メセニーがギター・トリオ作品『リジョイシング』を発表し、敬愛するジャズに落とし前をつかたかのように新たな音楽地平を開拓していったことを想起する。そもそも、ギターは越境する(ジャズ、ロック、クラシック、フォーク・・・)宿命を持つ楽器だ。カートにとって、次なる創造への環境は整ったかに見える。『レメディ』というタイトルは、実は現在の逼塞したリスク回避的なジャズ・シーンに向かって"本来のジャズを回復せよ"と提起したものではないか。ここ2作のローゼンウィンケルの眼光は鋭い。 。

(追記)CDジャーナル誌による若林恵さんのインタビューからカートについて興味深いやりとりを伺った。今よく聴いているものは何ですか?と問われてカートは以下のように応じている。「ルーツ・マヌーヴァ、ロイ・エルドリッチ、フランスの作曲家でモーリス・デュリュフレ(Maurice Durufle 1902-1986)。ヴォイセズ・オブ・ア・アセンション(Voices of a Ascention)による作品をよく聴いているよ。コラールなんだけど、とても美しいよ。20世紀初頭の作曲家なんだけどね。あと、コルトレーン、ジョー・ヘンダーソンは相変わらずよく聴くし、バド・パウエルもね。あとは、・・・エロール・ガーナー・・・と、それから、デヴィッド・ボウイだね。ボウイのアルバムではスパイダーズ・オブ・マーズ(「ジギー・スターダスト」)が大好きなんだ。ボウイは、ぼくにとって、バド・パウエルとコルトレーンに並ぶ最大のアイドルなんだ。ボウイの音楽は、人生とミステリーとが詰まっていて、あまりに彼自身に正直なあるがゆえにまったく独自なものなんだ。ピュアなんだ。とにかくピュア。プロダクション、演奏、曲、あらゆる決定が正確にくだされていて、彼の人生そのもののように聴こえる。そこに心打たれるんだ。ヘンリー・ミラーみたいなもの。おれはフリークだ、これがオレだ、って、そういう感じ 笑」。それはそのままカート自身がそうであるようにも感じられるもので、ますますこの現代ジャズ・ギターの皇帝の創造に期待が高まる発言なのである。 
 
(多田雅範 / Niseko-Rossy Pi-Pikoe)

What is "the remedy"? Ask a simple question and you may get a simple answer. "Music is the remedy," replies Kurt Rosenwinkel. It's hard to imagine a more suitable title, then, for the guitarist's brilliant new album, The Remedy: Live at the Village Vanguard. With this two-disc release, Rosenwinkel puts forward his entry in a long line of historic live recordings from the famed New York jazz club, following in the footsteps of John Coltrane, Bill Evans, Sonny Rollins, Keith Jarrett, Joe Henderson, Woody Shaw and others. Like his friends and peers Brad Mehldau, Chris Potter, The Bad Plus and others, Rosenwinkel has become a regular and much- valued presence at the Vanguard, helping to carry the club's mission forward into the new millennium.

Following an artistically successful four-album run with Verve Records, The Remedy also has the distinction of being released on Wommusic - a label started by Kurt's manager to allow them independence in releasing Kurt's music. "I'm looking forward to making this album work in the new industry paradigm," Rosenwinkel offers. "I have a positive outlook on the situation and believe it's a good time to be an entrepreneur. I am grateful to have had the support of a great label like Verve, but I am also looking forward to not having to pay for CEO salaries, Times Square office space, Blackberrys and expense accounts with my record sales."

One of the most original and influential guitarists, jazz musicians & composers of his generation, Rosenwinkel is heard on The Remedy leading a marvelous quintet, with Mark Turner, his longtime musical partner, on tenor sax; Aaron Goldberg on piano; Joe Martin on bass; and Eric Harland on drums. The rapport between the players is refined and explosive. Much of the material played during that auspicious January week in 2006 was new and previously unrecorded. The Remedy marks the first live documentation of Rosenwinkel's touring group recorded live in a venue that has had much to do with the development of its group sound.

"The energy that week was exhilarating," Rosenwinkel recalls. "We were playing a lot of new songs and yet we had a bedrock of confidence from having found ourselves as a band. I appreciate the high level of craft and instrumental accomplishment that these musicians bring, but beyond that, I look for people who play as part of a group, with heart and total focus -- toca y sabor," he continues, using the Spanish phrase for "touch and taste." "There was no pressure about recording," he adds, "because we didn't change anything in our process. I wanted the band to be recorded as it naturally was. So we all felt comfortable and inspired and concentrated on the music.

" In addition to his quickly identifiable voice on the guitar, Rosenwinkel has a rare gift as a composer. The music on The Remedy resounds with melodic clarity, harmonic mystery, rhythmic intrigue, improvisational surprise and a kind of spiritual power. As for the inspiration behind the tunes, Rosenwinkel again resorts to simple answers. About "Flute," he declares: "I love the flute." And "Chords"? "I love harmony," he says. From such basic impulses came musical statements of fantastic complexity and ambition.

The two older pieces on the album include "A Life Unfolds" and "Myron's World." Rosenwinkel explains the former, a ghostly ballad originally from the 2000 album The Next Step, as "an homage to the passing of time and the witnessing of how our lives unfold. We are all stories that are unfolding." The latter, an epic uptempo burner, is Mark Turner's tribute to fellow saxophonist Myron Walden, from the 2001 Turner album Dharma Days, and the one non-Rosenwinkel composition of the set. The tempestuous 12/8 piece "View from Moscow" and the deliciously unhurried "Terra Nova" were both inspired by Rosenwinkel's visit to Russia. "It was interesting to contemplate the western world from that location," he says. "The city planning embodies such a completely different ideology. Being in the midst of Moscow's epic scale makes one feel the radically different ways people can live from each other."

"Safe Corners" begins with a spellbinding solo guitar introduction, in which Kurt's signature hushed vocals and instrumental voices become one. The piece evolves into a jazz ballad with a distinctly bluesy tinge and a deep and patient swing feel. "This song," he says, "is about the little lives that take place in the cracks of the pavement, in those tiny safe corners, safe from our human world; living their lives from start to finish without a thought for or from us." A native of the great jazz city of Philadelphia, Rosenwinkel studied at Berklee College of Music in Boston and gained his first formative professional experiences in bands led by Gary Burton and Paul Motian.

He soon became a major force on the New York scene, gaining a reputation as an innovative bandleader, composer and improviser. He displayed a strong command of jazz tradition and a great love of standard tunes, but also a determination to articulate his own language and create on his own terms. Following his early albums East Coast Love Affair and Intuit came four highly regarded discs on the Verve label: The Enemies of Energy, The Next Step, Heartcore and Deep Song. In particular, Heartcore, co-produced by Q- Tip (formerly of A Tribe Called Quest), revealed Rosenwinkel's life of sonic exploration beyond the jazz realm. The Remedy preserves that aesthetic newness in the context of a live acoustic quintet.

As he progressed steadily as a leader and sideman with the likes of Joe Henderson, Brian Blade, Joshua Redman and Danilo Perez, Rosenwinkel also garnered impressive professional and critical acclaim. However, following his most productive and visible years in New York, Rosenwinkel made an important and bold decision together with his wife, Rebecca, to relocate to Europe in 2003 -- first to Zurich, Switzerland, then to his current home in Berlin, Germany. He now is a tenured professor and teaches at the Jazz Institute of Berlin and has two young sons, Silas and Ezra.

"Berlin is a fascinating and dynamic city," Rosenwinkel says. "It's closer to how I felt in New York -- people all around me doing things that are off the grid.

With The Remedy as the opening shot in a new phase of Rosenwinkel's career, there is no limit to where his prodigious talent might lead him.