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UNSTATIC


UNSTATIC

Manu Katché

01

Flame & Co
Flame & Co

5:56

02

Daze Days
Daze Days

4:34

03

Trickle
Trickle

4:23

04

Just A Thought
Just A Thought

3:04

05

Unstatic
Unstatic

5:15

06

City
City

3:57

07

Blossom
Blossom

5:49

08

Rolling
Rolling

6:03

09

Ride me up
Ride me up

4:52

10

Out of Sight
Out of Sight

4:15

原題

UNSTATIC

価格:¥2700 (税抜価格:¥2500)

規格番号:SONG X 037

POS/JAN:4571381530371

CD発売予定:2016年3月23日(水)

製品情報

01. Flame & Co 5:56
02. Daze Days 4:34
03. Trickle 4:23
04. Just A Thought 3:04
05. Unstatic 5:15
06. City 3:57
07. Blossom 5:49
08. Rolling 6:03
09. Ride me up 4:52
10. Out of Sight 4:15

All compositions, arranged & produced by Manu Katché

Manu Katché : Drums,Vocals
Ellen Andrea Wang : Contrabass,Vocals
Jim(James)Watson : piano,keyboards
Tore Brunbprg : Saxophones
Luca Aquino : Trumpet
Nils Langren : Trombone

Recorded by Toby Gendron at Studio Ferber,Paris,France
Assisted by Guillaume Dujardin & Matthieu Lefèvre
Mixed by Toby Gendron at Gypsy Studio,Montréal, Canada.
Mastered by Richard Addison at Trillium Sound Mastering Montréal,Canada

Music publisher : Anteprima Prime / Matthieu Dartiguenave
Japanese Edition’s Product Planning : Makoto Miyanogawa(SONG X JAZZ Inc,.)
Executive Producer : Reno di Matteo (Anteprima Productions)

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クロネコwebコレクト

updated on February 19, 2016

異ジャンルを苦もなく横断する万能ドラマーでありながら、寡黙で緻密な音楽家としての一面を持つことで知られるマヌ・カッチェ。気心の知れた仲間達と、構築的なグルーヴに歌心を宿すことに成功した最高傑作。世界先行発売、日本盤独自の収録曲順での登場です。




4月中旬、パリのサンジェルマン・デ・プレ。たぐいまれな技巧と発想をイマジネーション豊かなジャズ表現に昇華させる人気ドラマーが取材場所として指定してきたのは、昔から文化人が集ったことで知られる著名カフェの"カフェ・ド・フロール"だった。ちょっと散歩の傍ら立ち寄ったという感じの、彼の様の格好いいことと言ったなら。そんなマヌ・カチェはぼくが持っていた日本盤を手にとり、「日本盤の体裁、気に入ったな」。そして、日本盤とヨーロッパ盤の違いをうれしそうに教えてくれる。インタヴューはさっそく、その新作『UNSTATIC』のことから始まった。

----『UNSTATIC』は、どういう内容にしたかったのでしょう? 
「このアルバムを作るにあたって、確固たるコンセプトのようなものありませんでした。今回のアルバムは6作目になりますが、ちょうどレコード会社との契約が切れていたなか、自由に作ったアルバムですね。これまでのミュージシャンとして積み重ねてきた音楽のパレットをすべて出したかったんです。僕が今やっている音楽というのは、僕にとっては自然な、汗のように流れる音楽でだと思っています。音楽のスタイルとしては以前よりもソウルの手触りが入っていて、トロンボーンをはじめ使われている楽器の響きが70年代の音楽に近いものであると思います」

----70年代の音楽に近いというのは、ジャズとしての意味合いにおいてですか? それとも、ソウルぽいという発言もありましたが、そういう観点からの発言でしょうか? 
「その質問には、2つ答えがあります。僕はソウルっぽいファンキーな音楽を聞いてきましたし、僕自身も当初ロックをやっていました。でも、その後、僕はその道には進みませんでした。クラシックのパーカッショニストを経て、ジャズの演奏家になりました。でも、昔好きで聞いていた音楽の影響は大きいし、出ているかもしれないということですね。2つ目は、先ほど言ったトロンボーンやピアノ/キーボードやコントラバスの奏でるサウンドが、70年代の音楽を象徴している楽器の音だと思えるということですね」

----過去のアルバムに関与していた奏者もいれば、今作から関与している新しい奏者もいますよね。 「今回は2人の新しいミュージシャンが加わりましたが、うち一人はコントラバス奏者のエレンですね。彼女は若いノルウェー人で、彼女はノルウェー人のサックス奏者に紹介されました。そしたら、とても秀いでた演奏をする女性でどうしても僕のグループに入ってほしいと思いました。今回の録音は2日間かけてパリでやりましが、僕は録音のときは皆でせえのでやりたいタイプ。事実、自分が持っていない音楽語法を各奏者たちが見つけ合うなど、とても和やかな雰囲気でレコーディングは進みました」

----収められた楽曲はすべてあなたのオリジナルであり、編曲もあなたがしています。それらはここのところ、書かれたものなのでしょうか? 「そうですね。すべての曲は録音の6、7ヶ月前から取りかかり作りました。僕はピアノで作曲しますが、その時々でどういう道を進めていけるのを考えたり、仕上がった楽曲をミュージシャンたちがどのように演奏してくれるかというのを想像しながら作っていきますね。とはいえ、実際のレコーディング時には参加者たちの演奏が僕を驚かせてくれます。というのも、彼らがいざ演奏するものは、僕が事前に想定したものとはまた違ったものになっているからです。そういうことの重なりが、ダイナミックな表現を導くわけです」

----今、思うまま悠々と音楽を作っているように思えますが、今もあなたに叩いてほしいというミュージシャンは沢山いると思います。現在、そういう依頼はかなり選んでいるという感じですか。 
「ソロになって10年たちます(ECMと契約して、ジャズ・アルバムをリリースするようになって以降という意味だろう)が、僕がこれまでやってきたことに満足しています。とともに、僕は興奮も覚えます。なぜなら、成長しているということを自ら感じているからです。これまで世界中の素晴らしい音楽家と沢山出会って一緒に演奏してきましたし、現在はその多くが年下のミュージシャンとなり、それは僕に新しいことを学ばせてくれる機会でもあります。2012年から3年間、ピーター・ゲイブリエルやスティングらと毎年、欧州と米国を回るツアーを行ったりもしました。実は先週の木曜日にもピーター・ゲイブリエルやスティングやリチャード・ボナらと一緒にやったりもした。でも、今は他のミュージシャンと一緒のコラボレーションについては以前よりもやりたいとは思わなくなりました。なぜなら、それは自分のリーダー活動に満足しているからですね」

----ドラムを本当に歌うように叩いているなと思うのですが、ドラムに対する考え方は、今と昔で変化して来ているなと感じたりはしますか? 「いい質問ですね。たぶん、変化はしていないと思います。ただ、成熟したとは思っています。さっき言ったように僕はコンセヴァトワールに進んでクラシックの勉強をし、かつてはオーケストラで叩くパーカッショニストを志した人間です。また、エリック・サティやラヴェルというフランスの作曲家は僕にとってものすごく重要な存在であったりもしますが、そういう経歴は僕のドラムがメロディやハーモニーを重視することに繋がっていると思います。そして、今はそれにジャズの要素が融合しているわけです。現在の僕のドラミングは、蓄積したものが増えたがゆえにいろいろと広がってきているのだと思いますね。もし僕がドラマーじゃなかったら、コロリストという色をいろいろ調整する人になっていたんじゃないでしょうか」

----では、生まれ変わったとしたら、何になりたいですか。 
「画家になってみたい。絵は描いていませんが、絵画からすごい影響を受けていて、よく展覧会にも行っていますね。とくに、シュールレアリスム時代の絵画には多大な影響を受けていると思います。もちろん、次の人生もミュージシャンになりたいとも思います。なぜなら、ミュージシャンという仕事は感情の深い部分で、繊細に他者とやりとりをします。それって、素敵な仕事でしょう」

----今の話を聞くと、あなたの音楽の背後に情景が広がるのも分るような気がしました。 
「そのとおりだと思います。それに付け加えると、大事なことは演奏の突発性のようなものでしょうか。音楽をやる何よりの喜びは、観客の前で演奏するときに表れます。観客からヴァイブレーションをもらい、僕たちはそれを自分たちの演奏に反映させて客に返すという作業のやりとりが、僕はとても大好きなんです。演奏しているとき、ぼくはいつも鳥肌を立てながらやっていますね(笑い)」

Interview & Text by 佐藤 英輔
(取材協力:bureau export)